ラス・ケリー 再生への道のり -修復的司法誕生の物語-

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※1,320円(税込)、A5判

 

※今回の書籍に関する『参考資料』を無料でプレゼントします。こちらからダウンロードできます。

二つの参考資料は、そのひとつがエルマイラ事件が如何にして従来の事件対応と異なって、修復的なアプローチが取り入れられたのかについて、関係者の証言をもとにした記事です。そして、もう一つの資料は、事件実行者であった少年たちを担当した保護監察官のマーク・ヤンツィへのインタビューです。ラス・ケリーの自伝と、これら二つの資料を読み合わせることで、修復的司法の成立過程をより深く理解する助けとなるはずです。

 

<修復的司法について知るためには、欠かすことができない一冊!>                     ~今日の修復的司法の始まりとなった事件の、当事者である若者の波乱と奇跡に満ちた物語~

 

本書は、1974年にカナダ・オンタリオ州のエルマイラという小さな街で起きた二人の若者による器物の破壊行為事件の、一人の当事者(ラス・ケリー)による物語である。このエルマイラ事件と称される出来事は、後に修復的司法のルーツとして広く世界に知られることになったのだが、このケリーという若者の奇跡に満ちた自叙伝は、魂の再生ストーリーと言っていいだろう。修復的なアプローチに関心がある人は言うまでもなく、一般の人々にも一読に値する内容であり、人生を信じることができるようになる希望の書である。

 

2024 年 3 月 15日 発行

 

著   者 ラス・ケリー

訳   者 郭 理恵

監訳者 山下 英三郎

 

発行所 特定非営利活動法人コスモス村

 

 

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【訳者】

郭理恵(かくりえ)/ 社会福祉士・特定非営利活動法人コスモス村理事 

 

2003年より、生きるチカラを育むキャンプやワークショップ、人間関係トレーニング等の企画・運営に従事。2005年から「学校」でソーシャルワーク実践を始める。大学院では「修復的対話」について研究。2014年から大学教員としてスクールソーシャルワーカー養成と育成に取り組み、現在は、複数の自治体でスクールソーシャルワーカー事業のスーパーバイザーを務める傍ら、修復的対話を教育現場で活用するためのワークショップ等を実施。人権啓発・平和教育等の教材づくり、イラスト・動画制作にも携わる。

 

【監修者】

山下英三郎(やましたえいざぶろう)/ 特定非営利活動法人コスモス村代表

スクールソーシャルワークのパイオニア

 

1986 年より埼玉県所沢市で、わが国初のスクールソーシャルワーカーとして活動を開始。その間、フリースペースの開設やセルフヘルプグループの立ち上げに関わると同時に全国各地の不登校親の会とつながりを持ち不登校に対する偏見の打破や政策に対するソーシャルアクションをする。1997 年から日本社会事業大学教員(名誉教授)。現在はコスモス村にて「ソーシャルワーク」と「修復的対話」をテーマに学びの場を主催。