このところ立て続けに近くの小学校と町の中学校へ行き、修復的対話(RJ)について教員研修をやったが、今日から7日間連続(土・日を除いて)中学校の方でRJサークルの取り組みが始まった。
今日は初日ということで、全校生徒(380人弱)にRJについて話をし、後半には生徒10人が全校生徒の前でRJサークルのデモンストレーションをした。これらの生徒は先日の教員研修の時に参加し、今日デモンストレーションをやってもらうことを予め頼んでおいた。
驚いたのは,生徒たちがまったく物怖じもせず大勢の前でRJサークルをやったことだ。進行役の生徒も、他の生徒たちもはっきりと自分の考えていることをことばにした。あまりに堂々とやったものだから、終わった後に,教頭先生が担当の教員に対して”事前指導”をしたのか聞いたのだが、担当教員は何もしていないと答えた。
その答えを聞いて、教頭先生は「やっぱり教員があれこれやらない方がいいんだよなぁ。子どもたちは、ちゃんと自分で対応できる力を持ってるんだよねぇ」と言ったのだが、そんなとらえ方ができるからこそ、まだよく知られていないRJを学校でやってみようと考えたのだと思う。
1時間弱の与えられた時間枠の中で、話とワークをやるというのはいつものことながら僕にとっては難題なのだが、10人以外の生徒たちがどのように感じたか興味があるところだ。
明日からは、今日の生徒たちと全教員が進行役となって毎朝10分間RJサークルをやることになっている。この取り組みを通して、子どもたちだけではなく教員たちも、お互いの距離が近づくといいなと思っているところだ。
様子を写真でアップすることができないのは残念だ。代わりに、新緑が輝いてるわが家の周囲の写真をアップしておくことにする。