先月12月にソーシャルワーク基礎研修講座を受講された方よりご感想をいただきました。
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ソーシャルワークを伝える教員の仕事をしている自分にとって、日々迷うことが多く、気がつけば表面的な知識や技術をいかにうまく伝えるかということに心を奪われ、流されてしまいそうになっていました。そんな時に山下先生のコスモス村の話を聞き、心が躍りました。学生時代に教えてもらったことをほとんど忘れてしまったけれど(すいません(汗))、きっと教員になろうとずっと思っていたのも山下先生の影響が大きかったし、もう一度学生に戻って一から学び直したらいいんじゃない、と思い申し込んだ次第です。
今回の研修で一番の大きな学びは、ソーシャルワークを行う専門家が本当に大切にしなくてはいけないのは、知識や技術はもちろん大切だが、それよりもひとり一人の生命であり、ソーシャルワークの価値・理念が大切であり、そこから離れてはいけないということです。今一番自分が課題としていたことが、3日間の研修を通して改めてストンと腹に落ち、そうだこれでいいんだと勇気が湧いた感じがしました。勇気が湧くようなエンパワメントされる感じを、自然にひとり一人に行える山下先生との対話、それとお互いに自分のことのように話を聞いてくれる参加者同士の対話は、今思えばとても優しい時間であり、大げさかもしれませんが、あえてこう呼ばせてください。『コスモス村の奇跡』。十数年ぶりでも、こうやってコスモス村があったおかげで、先生と再会することができ、こんなにゆっくりお話しできることなんて私には『奇跡』以外の何ものでもありません。
コスモス村を知ってしまった私は、また行きたくなって仕方ない感じですが、まずは学んだことを日々の暮らしや自らの現場で実践していきたいと思います。また迷うときや、壁にぶつかったときに、勝手ながらコスモス村に「ただいま戻りました!」って帰省したいと思います。