5月修復的対話の研修に参加された方のご感想です。
自然の中で学ぶRJは、「自然の中の自分や人」の存在…に意識がつながるきっかけにもなるのだなと感じます。感謝してご紹介します。
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RJの考え方は、先住民の暮らしの知恵から生まれたコミュニケーションの手法で、厳しい自然のなかで集団生活を維持しながら共に生きていく術です。
現代社会においては、利便性や合理性、成果が求められる中で、個人の権利主張による利害関係のぶつかり合いが起こります。これに対する現代の解決方法は、当事者同士を引き離し、その対立を第三者が預かり、結果的に第三者の手により物事の良し悪しを判断することとなります。それでも当事者同士の思いやその影響を加味されれば良いのですが、往々にして当事者のそれらは置いてきぼりになっています。現代の対立において、何故か釈然としない部分があるのは話し合いの場に当事者の存在を欠く部分があるからだと思います。
また現代生活は、様々な技術革新や科学の進歩により、自然の影響をコントロール出来ると過信する部分もあるのか、自然の存在を忘れがちとも思えます。しかし、私たちの想像をはるかに超えた“想定外の大地震”や“異常気象”、コロナのような“新たな疾病の出現”など、現代の技術や科学を以てしてもやはり大自然を制覇することは不可能です。
先人(先住民)が、自然を畏れ、自然を敬い、自然に感謝し日々を暮らしたことは、同時に自然と共にある人々の存在に対しても、同じような思いを抱いていたのかもしれません。そのように考えると、先人の知恵は決して過去のものではなく、人が自然と共に生きるための不変の知恵なのかもしれません。
すごく抽象的な感想を書いてしまいましたが、自然の中で開催されたこの研修を通して、自然と共にある人々の在り方を考えさせられました。そんな思いに至ったのも大自然という
シチュエーションで参加者同士が自然体で交流できたからだと思います。