6月にソーシャルワーク研修(2回目)を受けられた方のご感想です。感謝してシェアさせていただきます。
コスモス村の、朝のなんともいえない空気感を思い出しました。そしてまた、「立ち返る場所」があることのありがたさを、改めて感じます。
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時々初心、ソーシャルワークの基礎から振返る。
コスモス村(NPO法人)の山下英三郎先生(母校社大名誉教授)のソーシャルワーク基礎研修は、大人のゼミ合宿のようでした。
信州の標高1250mの林の中に、会場のカントリーブルーなログハウスはあり、窓を開けると木々の爽やかな風が入る清々しさで、都会の喧騒を忘れて深呼吸ができました。
学びの時間はいつもの親しみやすい穏やかな口調で、「いつでも質問してください。話の腰を折ってくざさっても良いですよ!」とリラックスさせてくださり、初めての研修生の方が聴いてもわかりやすく新鮮に学びの実感が持てます。
この研修を2018年の8月に受け、今回2度目でしたが、テキストも新しいページが数ページあり、カラーイラストも増え、視覚的にも理解しやすく深めやすいものでした。
先生が夕食の下ごしらえをされている間、所沢市教育委員会SSW時代のTVドキュメント番組(1998年)を観せてもらいました。ぼくが先生のことを知った番組でした。
また、「山下流ですが」と断られての実践場面の様子とそこでどう解釈され何を大事にされてきたか等々、具体的なエピソード満載で、初めて伺う内容も多々ありこれからの実践シーンに役立ちそうです。
研修タイトルは「基礎編」ですが、まさに概論と原論だと思います。SWの基本概念や基本姿勢は元より、原理原則等基盤の学びは繰返し立ち返る必要があると実感します。
質問も多く、後半はテキストを捲る時間が足りない程でしたが、淡々と、でも子どもたちを思う熱のある語り口に魅せられ、新鮮な気づきが幾つもありました。(いつか先生語録をまとめたい!)
お天気は初日二日目と小雨続きで、肌寒さからストーブをたく時もありましたが、大きな窓から見える新緑は夏に向けて湿っておりました。
朝食時には先生がCD棚からBGMを選ばれ、昼もお喋り、夕食後の語らいもゆっくりし、いつの間にか前からの知り合いの様に話していました。
先生手作り料理も少しずつ分担お手伝いして、沖縄のアートなお皿を沢山並べては写真を取ったり。(三日目の朝のBGMはハワイアン、それに合わせて先生のウクレレを弾かせてもらいました♪)
三日目昼までの講義が終わった頃やっと陽が射し、瞬く間にあたりは初夏の陽気に。ベランダでよもぎ蕎麦を茹でている間、庭の畑の写真を取ったりサンドバックを叩かせてもらいました。
他のお二人の研修生の学ぶ姿勢には背筋を伸ばします。「RJ研修も受けてみたい」と話されていました。ぼくもです。(またお会いできますね!)
最後に記念写真を皆で。村長クリスは離れる時には鳴いて鳴いて、見送ってくれました。
山下先生、事務局長の中澤さん、今回ご一緒できた女優のMさん、二十歳の学生Kさん、どうも有難うございました。出会いに心から感謝しています。